「喘ぎ」の中国語スラング
6 語収録。漢字・ピンイン・日本語訳・下品度つき。
娇喘
jiāo chuǎn
甘い喘ぎ
「娇」は可愛らしい・か弱い、「喘」は息を切らす。甘えるような喘ぎ声を指す。 叫床が喘ぐ行為そのものを言い、浪叫が奔放さを評価するのに対し、娇喘は声質そのものを褒める方向の語だ。可愛い・甘い側に振れているので、下品さはかなり低い。 音声作品やASMR界隈で「娇喘好听」という形で頻出する。行為より声の聞こえ方が主役になるジャンルで生きる語彙だ。
叫床
jiào chuáng
喘ぎ声を上げる/ベッドで喘ぐ
「叫」は声を上げる、「床」はベッド。ベッドで声を上げること、つまり喘ぐことを指す。 浪叫や淫叫が声の質を評価するのに対し、叫床は行為そのものを中立に名指しする。そのぶん基本語で、「叫床很好听」「假叫床」のように、上手い下手や演技かどうかの話にも展開できる。 動画やASMRの評価でこの語が出たら、話題は行為ではなく声のほうに移っている。声を主役にするジャンルの土台になっている語彙だ。
叫骚
jiào sāo
淫らに喘ぐ/エロ声を出す
「叫骚」はスケベに喘ぐ・いやらしい声を出すこと。声のエロさを行為として取り出す語。 「叫床」が喘ぎ全般、「叫骚」はより淫らさ・意図的なエロ声寄り。指示「叫骚一点」は定番。
浪叫
làng jiào
いやらしく喘ぐ/乱れ声
「浪」は奔放・ふしだらという評価の字で、そこに「叫」が付く。乱れた喘ぎ声を上げることを指す。 叫床が喘ぐという行為を中立に言うのに対し、浪叫にははっきり品評が乗る。声が下品だ、貪欲だ、という書き手の判断が込みになっているので、褒め言葉としても侮蔑としても機能する。 「浪叫连连」「听她浪叫」のように、声のエロさを強調する描写で出る。淫叫が近い位置にあるが、浪のほうが奔放さ、淫のほうが淫らさに寄る。
淫叫
yín jiào
いやらしく喘ぐ・叫ぶ
「淫」はみだらさを名指しする評価の字、「叫」は声を上げること。淫らな声を上げることを指す。 叫床が喘ぐという行為を中立に言うのに対し、淫叫には話者の判断が乗る。浪叫が奔放さ・貪欲さに寄るのに対して、淫叫はもっと直接「みだらだ」と言っている。 「淫叫连连」「听她淫叫」のように小説や作品評で出る。淫の字は文語寄りの重さを持つので、チャットの実況より書き言葉で選ばれやすい。
淫声
yín shēng
淫らな声
「淫声」は淫らな声・喘ぎ声寄りの文語混じり表現。 小説の地の文に出やすい。娇喘より古風・直球。