自淫
zì yín
自慰(文語・戒め寄り)
解説
「自」は自分、「淫」はみだら。自慰を指すが、現代の会話ではまず使われない文語だ。
同じ行為を指す語が硬さの段階ごとに揃っていて、自慰が中立、手淫がやや硬い医学寄り、打飞机や自撸が完全な口語、という並びになる。自淫はその一番外側、道徳的な戒めの語彙として立っている。
実際に見かけるのは仏教や道教の戒律の文章、あるいは禁欲を説くフォーラムの書き込みが中心だ。戒色(性欲を断つ)界隈ではこの語が今でも現役で使われていて、そこでは行為そのものより「断つべきもの」として名指しされている。
用例2件
A: 戒色吧那边怎么说的? B: 一直在讲自淫的害处
A: 禁欲板ってどんな感じ? B: ずっと自慰の害を説いてる
古书里写的自淫,就是现在说的手淫
古い書物にある自淫は、今でいう手淫のことだ
注意点
戒律・禁欲の文脈で使われる文語。現代の日常会話やチャットでは自慰・打飞机が普通で、この語を使うと説教くさく響く。
タグ
関連語・類義語
自慰
zì wèi
オナニー/自慰
「自」は自分、「慰」は慰める。自分で性的快感を得ること全般を指す。 手淫や打飞机が動作や性別に寄った言い方なのに対し、自慰は最も中立で書き言葉にも耐える。性教育の記事でもそのまま使われる字面で、道具の有無も性別も問わない広い枠だ。 「在自慰」「自慰到高潮」のように行為の最中や結果を言うときにも使う。俗語の語彙を並べたときには、いちばん硬い位置に立つ語になる。
手淫
shǒu yín
オナニー(やや硬め)
自分の性器を手で刺激する行為。オナニーのやや硬め・説明的な言い方で、医学や文章でも使われる。 エロ文脈では「自慰」と並んで出ることが多く、チャットより地の文や説明に寄りやすい。男性にも女性にも使われる枠の語だ。 下品な罵倒成分は薄く、行為名として淡々と立つ。
打飞机
dǎ fēi jī
オナニー(主に男性・口語)
「打」は動作を表す動詞、「飞机」は飛行機。飛行機を飛ばす、という比喩で男性の自慰を指す。 手の動きや飛ばすイメージから来た俗語で、語源そのものが下ネタの遊びになっている。「在打飞机」「打完飞机」のように、状態や完了とくっつく形で使われる。 自慰が中立、手淫がやや硬いのに対し、打飞机は完全にネット・口語側。三文字で語感も軽いので、チャットではこれが最もよく飛ぶ。撸管や自撸が同じ位置にある。
自撸
zì lū
自分でしごく
「撸」はしごく動作を指す動詞で、そこに自分を意味する「自」が付いた形。自分でしごく、つまり男性の自慰を指す。 打飞机とほぼ同義だが、二文字で済むぶんSNSやリプライ向きだ。「今晚自撸」のように一語で状況が伝わるので、独り言的な投稿で見かけることが多い。 撸は元々「袖をまくる」ような手で擦る動作を表す字で、そこから転じている。撸管という言い方も同じ系統だ。
撸管
lū guǎn
しごく/オナニー(管=ちんこ比喩)
「撸管」は男性のオナニーを指すネット口語。撸がしごく、管が性器の比喩。 打飞机・自撸と同圏でやや新しいネット感。