「オナニー・自慰・しごく」は中国語で?
11 通りの言い方を、直球さの違いつきで比べられます。
別表記: オナニー・自慰・しごく・手淫
使い分け
口語で最も飛ぶのは「打飞机」。飛行機を飛ばす、という比喩から来た男性の自慰を指す俗語で、三文字で語感も軽い。「撸管」「自撸」も同じ位置にある。
中立語は「自慰」で、性教育の記事でもそのまま使える。「手淫」はやや硬い医学寄り。さらに外側に「自淫」があり、これは戒律や禁欲を説く文脈で使われる文語だ。つまり打飞机<自慰<手淫<自淫の順に硬くなる。撸鸡巴は対象まで言い切った、最も生々しい言い方になる。
該当する中国語 11 語
手淫
shǒu yín
オナニー(やや硬め)
自分の性器を手で刺激する行為。オナニーのやや硬め・説明的な言い方で、医学や文章でも使われる。 エロ文脈では「自慰」と並んで出ることが多く、チャットより地の文や説明に寄りやすい。男性にも女性にも使われる枠の語だ。 下品な罵倒成分は薄く、行為名として淡々と立つ。
自慰
zì wèi
オナニー/自慰
「自」は自分、「慰」は慰める。自分で性的快感を得ること全般を指す。 手淫や打飞机が動作や性別に寄った言い方なのに対し、自慰は最も中立で書き言葉にも耐える。性教育の記事でもそのまま使われる字面で、道具の有無も性別も問わない広い枠だ。 「在自慰」「自慰到高潮」のように行為の最中や結果を言うときにも使う。俗語の語彙を並べたときには、いちばん硬い位置に立つ語になる。
撸鸡巴
lū jī bā
ちんこをしごく/オナニー
「撸」はしごく、「鸡巴」はペニス。手でペニスを刺激することを、対象まで含めて言い切ったフレーズだ。 自撸や打飞机が行為を一語で丸めるのに対し、撸鸡巴は何をどうするかが字面に全部出ている。そのぶん生々しく、動作が目に浮かぶ。 自分でやる場合にも、「帮我撸鸡巴」のように相手に求める場合にも使える。手淫のような硬い語とは対極にある、完全に口語側の言い方だ。
打飞机
dǎ fēi jī
オナニー(主に男性・口語)
「打」は動作を表す動詞、「飞机」は飛行機。飛行機を飛ばす、という比喩で男性の自慰を指す。 手の動きや飛ばすイメージから来た俗語で、語源そのものが下ネタの遊びになっている。「在打飞机」「打完飞机」のように、状態や完了とくっつく形で使われる。 自慰が中立、手淫がやや硬いのに対し、打飞机は完全にネット・口語側。三文字で語感も軽いので、チャットではこれが最もよく飛ぶ。撸管や自撸が同じ位置にある。
自撸
zì lū
自分でしごく
「撸」はしごく動作を指す動詞で、そこに自分を意味する「自」が付いた形。自分でしごく、つまり男性の自慰を指す。 打飞机とほぼ同義だが、二文字で済むぶんSNSやリプライ向きだ。「今晚自撸」のように一語で状況が伝わるので、独り言的な投稿で見かけることが多い。 撸は元々「袖をまくる」ような手で擦る動作を表す字で、そこから転じている。撸管という言い方も同じ系統だ。
套弄
tào nòng
しごく・上下に動かす
「套」は袋状のものをかぶせる・包む、「弄」はいじる。手で包み込むように上下させる動作を指す。 撸が擦る動作そのものを言うのに対し、套弄は握りの形まで含んだ描写になる。「用手套弄」「套弄龟头」のように、小説の手コキ場面で繰り返し出てくる動詞だ。 タグにはまず出ず、地の文でしか働かない語。動作を細かく見せたい書き手が選ぶ語彙で、チャットで飛んでくることはほとんどない。
操个
cāo gè
ひとり(一発)ヤる
「操个」は「(誰か/一回)ヤる」のくだけた言いさし。「个」が対象や回数のぼかし・口語のリズムを作る。 「想操个爽的」「操个女人」のように、具体名をまだ出さない段階の欲望や地の文に出る。 完結した丁寧語ではなく、話し言葉の断片。粗さは「操」本体と同じ。
日个
rì gè
ひとりヤる/一発(口語断片)
「日个」は「日(ヤる)」+「个」の口語断片。対象や回数をぼかした「一発ヤる」感。 完成された丁寧語ではなく、話し言葉のリズム。意味は前後で補完される。
撸管
lū guǎn
しごく/オナニー(管=ちんこ比喩)
「撸管」は男性のオナニーを指すネット口語。撸がしごく、管が性器の比喩。 打飞机・自撸と同圏でやや新しいネット感。
自慰视频
zì wèi shì pín
オナニー動画
「自慰视频」は自慰を写した動画。ジャンル・資源の分類。 タグとしても説明語としても通じる。
自淫
zì yín
自慰(文語・戒め寄り)
「自」は自分、「淫」はみだら。自慰を指すが、現代の会話ではまず使われない文語だ。 同じ行為を指す語が硬さの段階ごとに揃っていて、自慰が中立、手淫がやや硬い医学寄り、打飞机や自撸が完全な口語、という並びになる。自淫はその一番外側、道徳的な戒めの語彙として立っている。 実際に見かけるのは仏教や道教の戒律の文章、あるいは禁欲を説くフォーラムの書き込みが中心だ。戒色(性欲を断つ)界隈ではこの語が今でも現役で使われていて、そこでは行為そのものより「断つべきもの」として名指しされている。