「変態・ドS・ドM」は中国語で?
6 通りの言い方を、直球さの違いつきで比べられます。
別表記: 変態・ドS・ドM・変態野郎
使い分け
「变态」は日本語と同じ字で通じる。強めるなら「死变态」「变态狂」で、狂が付くと手のつけられない変態、という罵倒になる。
ドS・ドMはそのまま「抖S」「抖M」。抖は「ド」の音を当てただけで、本来は「震える」という意味しかない。日本語スラングの音写パターンで、控(コン)と同じ仕組みだ。「色魔」は現代の色情狂、「淫贼」は武侠小説の悪役の肩書きで、こちらは明らかに時代劇の語彙になる。
該当する中国語 6 語
抖M
dǒu M
ドM
日本語の「ドM」が中国語圏に入った形。「抖」は「とても・めっちゃ」に近い強調で、後ろの M はマゾヒストを指す。対になるのは「抖S」。タグや自己紹介、配信のプロフィールにノリで書かれることが多い。 本気のSM属性というより、「命令されたい」「軽めの調教っぽいプレイが好き」くらいの自己申告として使われることもある。コメント欄の「抖M请举手」は定番の煽りで、反応を誘うための定型句にもなっている。 下品度は低めだが文脈はアダルト寄り。日本語由来なので意味はほぼそのまま通り、略さず「抖M」と書かれていることが多い。遊び半分の自称からプレイの合意形成の入口まで、温度は使う人によってかなり差がある。自己紹介タグとしても、煽り文句としても立つ。
抖S
dǒu S
ドS
日本語の「ドS」が中国語圏に入った形で、抖は「ド」の音を当てた字だ。 抖には本来「震える」という意味しかなく、意味とは無関係に音だけで選ばれている。控が「コン」を当てているのと同じ、日本語スラングの音写パターンだ。 抖Mと対で自己紹介やタグに並ぶ。「表面温柔其实抖S」のようなギャップ語りは定番で、反差の語彙圏とも接続する。
死变态
sǐ biàn tài
クソ変態
「死变态」は「死」を強めに付けた「クソ変態」罵倒。嫌悪と同時に、エロい文脈では半ば笑いのののしりにもなる。 相手の性癖を指摘するとき、または自分で「我就是死变态」と自嘲するときに出る。 「变态」単体より感情が荒い。プレイ同意の有無とは別の対人語。感情の吐き出しや相手を貶す用法が中心で、字面に性的な漢字があっても性行為の指示ではないことが多い。
色魔
sè mó
色魔・性欲の塊(貶し)
見出しの「色魔」は色魔・性欲の塊(貶し)のニュアンスで流通する。人物や属性に貼るラベルで、何をするかより“どんな相手/自分か”を一言で示す。 褒めにも侮蔑にも振れるので、声色と関係性で温度が変わる。 人物に貼ると行為名よりキャラの警戒・貶しラベルになる。初見でも訳の「色魔・性欲の塊(貶し)」を当てれば大筋は外れず、あとは用例で微調整する。タグでも会話でも「色魔」の字面がそのまま出ることが多い。「色魔」≈「色魔・性欲の塊(貶し)」を軸にすれば、大きくは迷わない。
变态狂
biàn tài kuáng
変態野郎/ド変態
「变态」は変態、「狂」は度を越した狂人。合わせて、手のつけられない変態という罵倒になる。 色狼が痴漢のような具体的な加害者を指すのに対し、变态狂は行動より人格そのものを否定する。だから実際に何かされたときだけでなく、DMの文面が気持ち悪い、絡み方が異常だ、という段階でも投げられる。 本気の通報案件でも使うし、友人同士で性癖をからかうときにも使う。関係が近いほど冗談に寄り、見知らぬ相手に投げれば完全な攻撃になる、温度差の激しい語だ。
淫贼
yín zéi
女を襲う悪党/色魔(武侠語)
「淫」はみだら、「贼」は賊。女性を襲う悪党を指す語で、武侠小説の悪役の肩書きとしてほぼ定型になっている。 よく「采花淫贼」という四字の形で出てくる。采花は花を摘むという婉曲で、女性を次々に手にかけることの比喩だ。金庸あたりの作品でこの肩書きを背負ったキャラが出てくると、読者はそれだけで何をする男か理解する。 色狼が現代の痴漢を指す日常語なのに対し、淫贼は明らかに時代劇の語彙で、現代の事件報道には出てこない。ネットで使われるときも、大げさに芝居がかった罵りとして選ばれることが多い。